真夜中の救急搬送と、財形を崩した夜

むーがうちに来たのは、一人暮らしを始めたばかりの頃だった。

職場のパートさんに「近所のシャム猫が赤ちゃん産んだんだけど、欲しい?」と聞かれて、即答で「欲しい!」。

手のひらサイズで、置いたらどこにいるかわからなくなるくらい小さかった。でも初日からちゃんとトイレができた。賢い子だった。

ある夜中のこと。いつも一緒のお布団に入って寝るむーが、突然「ぎゃっ!ぎゃっ!」と叫んだ。飛び起きた。

むーはトイレに行く。でもおしっこが出ない。また行く。出ない。それを何度も繰り返した。痛そうに鳴き続ける。あんな鳴き方、初めて聞いた。よっぽど痛かったんだと思う。

夜中だったけど迷わず動物病院に電話した。

診断は尿道結石。即入院。約1週間、当時のお金で7万円。財形を崩した。

その時の先生に言われた言葉が今も残っている。「猫を外に出してはダメ。

外に出すことで病気、怪我、事故など危険だらけ。うちの中だけじゃ可哀想と思うのは人間のエゴ。

それからむーは箱入り息子になった。そしてtoraも、一度も外に出したことがない。むーが教えてくれたことは、今もtoraの中に生きている。

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seam

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